「さんこうあんにちじょう」は、HP「杉篁庵」(sankouan)の1頁です。
主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
冬の夜


亡き友の書を捲りゐる冬の夜 杉竹
冬の夜の遠き雷聴く庵かな 杉竹
ほのかなる面影添ふも夢なりと訪れの無く更くる冬の夜 横雲
生い立ちに嘘が混じっていることをふと洩らされた冬の夜のこと 【生い立ち】八慧
 

【2019.12.15 Sunday 06:15】 author : 杉篁庵主人
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冬ざれ

要石動けず捕られ冬ざるる 杉竹

冬ざるる墓所に集ひぬ老姉妹 杉竹

冬さればみし面影によする身のつらきばかりを思ひ侘びてし 横雲

冬ざれの渇いた喉にしみとおる恵みの水のようなお手紙 【渇】八慧

 

【2019.12.14 Saturday 06:11】 author : 杉篁庵主人
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日向ぼっこ

退屈も退屈でなく日向ぼこ 杉竹

日向ぼこ老いたる犬と猫と吾 杉竹

冬の日の優しき光身を包み老の命の何惜しからむ 横雲

禅寺の日向ぼっこでとつとつととりそこなったメダルの話 【メダル】八慧

  

【2019.12.13 Friday 06:34】 author : 杉篁庵主人
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山眠る

澄む水に映りて遠し眠る山 杉竹 

山眠るやがて車窓の陽は没す 杉竹

かれがれて山の眠るや老けはてしわが身ひとつをおもひわびける 横雲

湯加減のよい露天湯に身を沈め眠る山見る真昼の至福 【減】八慧

  

【2019.12.12 Thursday 07:08】 author : 杉篁庵主人
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木枯

木枯や眠りの浅き身に疲れ 杉竹
木枯の先にあるもの限りなく 杉竹
ふりゆけば染まれる色の散り果てて木枯騒ぐ梢のむなし 横雲
愛されていたと錯覚していると説き伏すように木枯しが吹く 【錯】八慧
 

【2019.12.11 Wednesday 05:37】 author : 杉篁庵主人
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肩かけ

渡されし赤きショールに温みあり 杉竹
待合はす街にショールの色冴ゆる 杉竹
月細し膝に掛けたる肩かけの温みに待てる時を過ごしぬ 横雲
そもそもは冬の天使が枯枝に赤いショールを忘れていって 【天使】八慧
 

【2019.12.10 Tuesday 06:10】 author : 杉篁庵主人
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冬木立

曙の火の山透ける冬木立 杉竹
哀しくも冬木の影の暮れ易し 杉竹
散り果ててむなしき枝に残りたる実の如く月かかりけるかな 横雲
陽の恵み受けて優しい冬木道ケンケンケンパひとり石蹴る 【恵】八慧
 

【2019.12.09 Monday 07:32】 author : 杉篁庵主人
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実南天

あまた濃き南天の実に雨光る 杉竹
ひもすがら気温上がらず実南天 杉竹
南天の実の教えたるときめきの知られぬままに早老い深む 横雲
洗面の棚に赤々実南天一枝差し置くうがいコップに 【うがい】八慧
 

【2019.12.08 Sunday 05:36】 author : 杉篁庵主人
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餅網

網の餅膨れて焼くる香の高く 杉竹
餅網に焦げ付きたるを剝がし食ふ 杉竹
冬来たりともがら集ふ古里は囲む囲炉裏に餅焼く匂ひ 横雲
見えるのは使い古しの餅網だ黄斑浮腫の眼球検査 【球】八慧
  

【2019.12.07 Saturday 07:09】 author : 杉篁庵主人
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寒椿

床の間に落ちし一輪寒椿 杉竹
寒椿咲きそむ蕾なまめきて 杉竹
崩れたる心を薙ぎて落ちしかに我が足元に寒椿落つ 横雲
描かれた椿が淡い名古屋帯解けば塩瀬の音が色めく 【名古屋】八慧
 

【2019.12.06 Friday 05:57】 author : 杉篁庵主人
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