「さんこうあんにちじょう」は、HP「杉篁庵」(sankouan)の1頁です。
主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
ベンゼン・シアンで汚染されている豊洲



築地移転問題を取り上げるのは久し振り。
現在、豊洲移転公金支出金返還訴訟など汚染地購入とコアサンプル裁判の審議が始まっている。


日本経済新聞2012/9/13 11:22
築地市場移転予定地から基準1000倍のベンゼン
 築地市場(東京・中央)の移転先で、東京都が土壌汚染対策工事を進めている豊洲新市場予定地(東京・江東)から、環境基準の約1千倍の高濃度ベンゼンが検出されていたことが13日分かった。汚染範囲が確定していることなどから、都は汚染対策工事で確実に取り除けるとしている。
 同日の都議会経済・港湾委員会に報告する。

読売新聞 2012年9月14日
2011年11月、東築地移転予定地 基準1000倍ベンゼン
 都は13日、築地市場(中央区)の移転予定地の江東区豊洲地区で実施した土壌汚染調査で、292地点のうち68地点から最大で環境基準の1000倍となる有害化学物質「ベンゼン」を検出したと発表した。
 地表から約10メートルの深さにある「不透水層」で汚染の有無を確認する調査で、シアン化合物も16地点で環境基準を超え、最大で74倍だった。この結果を受けて、都では最大で地下約15メートルまで掘削して土壌を入れ替えることを決めた。
 移転予定地での土壌汚染対策は来年3月末までに完了させる予定。都中央卸売市場は「今回の結果が、2014年度内の新市場開場に影響するとは考えていない」としている。(2012年9月14日 読売新聞)


2011年11月、東京都が豊洲東京ガス工場跡地を「形質変更時要届出区域」に指定。(土壌汚染の摂取経路がなく、健康被害が生じる恐れがないため、汚染の除去等の措置が不要な区域)
2011年12月から、汚染対策工事に着工して、現在に至るのだが、これはどこから出たものか。

ベンゼンはWHO(世界保健機関)の下部機関IARC(国際がん研究機関)の発表で「ヒトに対する発癌性が認められている」としており、大気汚染に係る環境基準が定められている。
豊洲は大規模集合住宅や「アーバンドックららぽーと」などの商業施設、豊洲公園など人が集まる場所が多いため、市場建設予定地以外の場所は大丈夫なのかという声もあるようだ。

【2012.09.16 Sunday 09:54】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
審議会が豊洲移転決定



汚染については、「直ちに影響がない」となると、無視するという姿勢が日本の為政者にはあるらしい。
液状化についても、この豊洲だけはこ特別で水や砂が吹き出しても汚染は横には広がらないといっていたり、ここでも「専門家」の言うことが理に合わない。
将来を危惧し、その安全をできるだけ確保しようとするのが政治のなすことである。
災厄が起こってから対処する方法は、国防での軍備強化と同じで二次的・三次的なもの。
起こる前にというより、起こらないように手立てをとるのが国防である。
金儲け第一で目先の経済だけに目が行って、汚染に対しての危機感のなさは、フクシマと一緒である。

日テレNEWS24 < 2011年7月29日 22:41 >        
東京都都市計画審議会 市場の豊洲移転決定
東京都都市計画審議会が29日に開かれ、中央卸売市場の築地からの移転について、市場の場所を豊洲にするとの都市計画を決定した。
 築地市場の移転問題については、去年10月、東京・石原都知事が豊洲への移転を決断し、土壌汚染を取り除く工事が発注されるなど、移転へ向けた動きが始まっていた。東京都は、中央卸売市場の豊洲移転についてその場所や面積などを決定するため、29日に審議会を開き、委員の賛成多数で豊洲への移転が決まった。
 都市計画の決定により、移転へ向けた工事の発注などが行われることになり、14年の豊洲市場のオープンに向けて工事が進められることになる。

 

【2011.07.30 Saturday 09:56】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
久しぶりに築地市場移転関連



原発事故以来、築地関連も追う間がなかったが、今度の地震で豊洲も他の埋立地同様に液状化している。

ヒ素やシアンによる土壌汚染とともに、豊洲の液状化は以前から懸念されていたが、それが現実のものとなっていた。液状化によって有害物質が表出する可能性も指摘されているなか、検査するでもなく、すばやくシートが掛けられた。
都は噴砂と言っているが、液状化と同じ現象だろう。これにより有害物質の移動も見られるのではなかろうか。液状化による汚染拡散の懸念に対しては調査を行うという話は無いようである。

また、この間、「豊洲市場用地購入費公金支出金返還訴訟」や「豊洲土地取得公金支出金差止請求訴訟」の裁判が始まっていた。

また、ずっと決まらなかった東卸の理事長がなんとか決まったとの報道もある。

毎日新聞 2011年6月18日 地方版
東京魚市場卸協同組合:豊洲移転反対派の山崎氏理事長に /東京
 築地市場(中央区)の水産仲卸業界団体「東京魚市場卸協同組合」(東卸)の総代会が17日開かれ、理事長選挙が行われた。江東区豊洲地区への移転反対派の山崎治雄氏が新理事長に選出され、理事会が承認した。
 関係者によると、組合員の代表(総代)100人が投票。その結果、山崎氏が52票を獲得し、移転賛成派の伊藤淳一氏の47票を上回った。理事長選を巡っては、これまで理事会で6度選挙が実施され、いずれも15対15の同数で決まらなかった。このため理事会は、総代会の投票結果を尊重する方針を決めたという。【武内亮】

東京新聞 2011年7月9日
豊洲か築地再整備か 市場移転で意向調査へ
 築地市場(中央区)の水産仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合(東卸)の山崎治雄理事長は八日、約七百の組合員を対象に、市場の江東区豊洲地区への移転か、現在地での再整備がいいかなどを聞く意向調査をする考えを明らかにした。時期や詳細は未定。今後、理事会に諮る。
 東卸は六月、これまでの移転支持派の理事長に代わり、移転に反対してきた山崎氏が新理事長に就任。執行部も一新された。山崎理事長は「組合員にどういう思いがあるか再確認する必要がある」と話した。
 都が進める豊洲移転については「土壌汚染や交通アクセスなどに問題がある」との立場だが、意向調査などを踏まえて今後の対応を決めるという。
 東卸は、築地市場の業者六団体のうち最大の団体。

【2011.07.11 Monday 10:11】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
豊洲移転計画が、またすすむ?

 


都議会民主の花輪都議が3日、会派離脱届を提出した。
民主は開会中の都議会本会議で予算案を否決する構えでいるが、まさか賛成に廻るというのではないだろうが、辞職すれば与野党62の同数となる。
築地市場の豊洲移転に関する特別委員会の委員長でもあり、その真意が問われるが、無所属で4月24日投開票の世田谷区長選に立候補するためという。
そんな中で都はどんどん進めている。


日刊建設通信新聞 2011年(平成23年)3月(弥生)4日(金曜日) 
日建設計に決まる/豊洲新市場の基本設計/東京都
 東京・築地市場の豊洲移転計画が、また一つ大きな節目を迎えた。豊洲新市場の建設に伴う基本設計者の選定を進めていた東京都は3日、プロポーザル方式により特定した日建設計と見積もり合わせを行い、8200万円(税別)で委託した。4日に契約する。基本設計の履行期間は6月30日まで。その後、引き続き実施設計を進める。設計作業と並行して2011−12年度(20カ月)で土壌汚染対策工事を行い、12年度から建築工事に着手する方針。建設工事の予定工期は12−14年度の30カ月で、14年度末の新市場開場を目指して整備を進めていく。予定工事費は約970億円(税込み)を見込んでいる。
 豊洲新市場は、江東区豊洲6丁目5・6・7街区の敷地約40万7000屬棒鞍する。施設規模は5街区に建設するSRC造3階建ての青果棟、6街区のSRC造4階建ての水産仲卸売場棟、7街区のSRC造6階建ての水産卸売場棟、S造5階建ての管理棟など、総延べ約30万8000屬箸覆辰討い襦
 豊洲新市場の整備を巡っては、豊洲移転を推進したい都側と、土壌汚染などを理由に移転に反対している都議会第1党の民主党らが対立。1年前の10年第1回定例会で10年度予算に計上した移転関連費用1280億9000万円のうち、用地取得費が事実上の凍結となるなど豊洲への移転か、築地での現在地再整備かで混迷を深めた。
 議会での検討が平行線をたどり続ける中で、10年10月に石原慎太郎知事が豊洲移転を正式表明。老朽化が著しい築地市場の現状を踏まえ、事実上凍結されていた関連予算の執行に踏み切り、豊洲新市場の整備へ大きく前進させていた。
 ただ一方で、築地市場の移転問題が4月に予定される知事選での争点の一つになることは必至の情勢だ。
 また、知事選での影響に加え、2月23日に開かれた都議会予算特別委員会では民主党の増子博樹議員が、11年度予算案に盛り込んだ土壌汚染対策工事費や実施設計費などの豊洲移転関連予算の削除、修正も示唆するなど、いまなお混沌(こんとん)とした状態が続いている。


【2011.03.04 Friday 12:07】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
築地市場移転の動き



築地市場の水産仲卸業者で作る同市場最大の業界団体「東京魚市場卸協同組合」(伊藤宏之理事長)の理事選は、移転賛成派と反対派の理事の当選者が、同数となったという。
2月1日の理事長選挙はどうなるのか。

毎日新聞 2011年1月29日 地方版
築地市場移転:賛否派が拮抗 東卸理事選で15人ずつ /東京
 築地市場の水産仲卸業界団体「東京魚市場卸協同組合」(東卸)で28日、理事選挙(定数30)があった。
 組合関係者によると、江東区豊洲への移転賛成派と反対派とが15人ずつと拮抗(きっこう)する結果になった。2月1日には理事の互選による理事長選挙があり、賛否いずれの勢力が組合トップを握るか注目される。
 理事選には35人が立候補し、100人の総代が投票。4票を得た4人が当選した後、3票で並んだ27人がくじを引いて26人が当選した。くじで落選したのは移転賛成派で現理事長の伊藤宏之氏だった。ただ、賛成派の当選者1人が辞退すれば伊藤氏が繰り上げ当選するため、調整も検討されている。
 前回09年2月の理事長選挙では賛成派と反対派の2候補が争い、投票同数が4回続いた後、5回目で選出された。【真野森作】


関連記事。
都は、2014年度中の開場を目指す豊洲新市場の整備に向けて、築地市場の市場業者への支援策の基本的な考え方を発表した。

MSN産経ニュース - ‎2011年1月24日‎
築地移転、都が来年度内に具体策
 築地市場(東京都中央区)の移転問題で、東京都は24日、移転先の豊洲地区(江東区)の新市場整備に伴い、市場業者への移転支援の基本方針を公表した。
 各業界団体などから意見や要望を聴取し、平成23年度内に具体的な支援策を提示する。
 支援策の検討内容としては、(1)経営安定化のための支援(2)制度融資の利用の有無を問わない資金需要に対する支援(3)業界団体がその組合員に行う移転対策事業に対する支援(4)移転に伴う環境、省エネなどへの取り組みに対する支援−をあげている。
 都は「市場業者の不安や負担に対し、丁寧な対応・支援をしていくことで、円滑な移転を着実に進めていく」としている。

毎日新聞 2011年1月29日 地方版
石原語録:知事会見から 
−−築地市場の移転。都が業者への支援方針を示した。
 ◆主に経済問題です。ただ財源に制限がありますからね、むやみやたらってわけにいかない。当事者たちの自己の努力も必要。移転後をどう活用していくか、並行してきちっとしたプランを発表した方がスムーズにいくんじゃないか。(28日)

 

【2011.01.29 Saturday 12:19】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
豊洲移転強行を憂慮する「日本環境学会声明」




昨日、「築地市場の豊洲汚染地への移転作業強行を憂慮し、安全性の再検証を求める」という日本環境学会からの声明文が出された。

<声明>
築地市場の豊洲汚染地への移転作業強行を憂慮し、安全性の再検証を求める
 東京都中央卸売市場・築地市場の豊洲汚染地への移転計画は、「食の安全・安心」が担保されないとして各方面から批判が上がっている。案件そのものも「現在地再整備」を選択肢に加えて、現在都議会で継続審議中である。それなのに石原慎太郎知事は、2010年10月22日、「議論は尽くされた。安全・安心の確保は十分に可能。行政の主体者としての責任で、(汚染地の買収を含む)移転計画を実行する」との趣旨の強い意思決定をおこなった。それを受けて東京都は11月19日に「豊洲新市場建設事業に関する環境影響評価書案」を開示、2011年1月12日締切で一般からの意見募集をおこなっている。
 私たちは、この事態を深く憂慮し、計画の原点に立ち戻って、「食の安全・安心」の視点に立った、汚染実態と対策案の再検証を行うことを、強く求める。
 石原知事は、再三、「一流の学者が安全と言っているのだ。それを疑ってどうする」という趣旨の発言を繰り返している。しかし、科学の本質は「一流の学者が言っているのだから大丈夫」などというものでは絶対にない。何よりも、客観的・具体的で正確なデータによって事実が行玄され、精密で合理的な検証によって事柄の本質が解明され、されらの基本部分が(普通は査読を下手論文として)公開・認知されることで、初めて科学的事実として定着するのである。
 環境影響評価案の説明会等では、「従来都がおこなった諸調査で汚染の実態は詳細に明らかにされ、適切な処理で浄化できることが確かめられた」とされるが、事実は全く異なる。多くの汚染実態が未解明のままであり、従って、対策自体も合理的な説得力を持たない。
 これを象徴的に物語るのが、過去の「詳細調査」の結果をもとに、「ベンゼンの土壌溶出量が環境基準の43,000倍に達した高濃度汚染検体」を採取したと称して、2010年1〜6月の「適用実験」に供した試料が、現実には基準のわずか2.7倍の初期値濃度しか持っていなかったという事実であった。これをあたかも「高濃度汚染土壌の浄化に成功した」かのように装うために、都は「専門家と相談」の上、この低い数値を当初墨塗りにして隠蔽したのである。このような歪曲を敢えて犯した人々に、「科学性」を論じる資格はもはや全くない。
 都は、これまで私たちが求め続けてきた、現地への立入・測定や調査研究、サンプルの採取や分与等をすべて拒み続けて、汚染の実態を客観的に検証する道を自ら閉ざした。現在、汚染の唯一の物証であるボーリング・コアも廃棄しようとして、実態を憂慮した市民から差止訴訟が提起されている。このような姿勢は、当局が頻繁に口にする「都民の理解と協力の舌に事業を推進する」理念とは、全く逆光すると言わざるを得ない。
 私たちは、真の意味で科学を志す人間として、このような「エセ科学」の横行や、科学性・客観性が欠如した都の対応を許すわけにはいかない。石原知事と都当局は、すべからく「食の安全・安心」過去保の原点に立ち戻って、改めて信頼度の高いデータの収集と解析をおこなうべきである。その作業を成功させるためには、上述の諸要請を受け入れるとともに、専門家会議・技術会議メンバーの参加の下に、私たちとの公開討論会を早急に開催するよう、ここに重ねて求めるものである。
 2010年12月19日   日本環境学会

【2010.12.28 Tuesday 09:56】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
築地移転反対派が過半数

 


東京魚市場卸協同組合で築地移転反対派が過半数の報道があった。このところの動きのメモ。

毎日新聞 - ‎2010年11月11日‎
築地市場移転:都、再整備チーム近く解散 新市場整備部設置へ /東京
 築地市場問題で、都は4月に知事本局に設置した「市場再整備検討チーム」を近く解散する方針を固めた。都議会での築地建て替え案の検討をサポートする組織だったが、石原慎太郎知事が10月に「豊洲への移転推進」を表明したため、役割を終えたと判断した。同時に、市場を運営する都の部局「中央卸売市場」に新市場整備部を設置する。
 検討チームは築地で改築した場合の交通面などの課題を調査してきた。しかし、10月の議会で知事与党の自民、公明両会派が「改築は不可能」と主張し、検討の継続を求める民主など野党側と決裂。直後に石原知事は移転推進の方針を決め、その後は改築の検討はストップしている。
 新市場整備部は、豊洲での市場施設整備と土壌汚染対策の態勢を整えるのが目的。移転を前提に、仲卸業者らを支援する部門も強化するという。
 一方、移転反対派仲卸業者らのNPO法人「市場を考える会」は11日、豊洲の移転予定地を所有する東京ガスへの質問状に回答があったと公表。同社は「これまで同様、都の政策を受け入れていきたい」としている。【真野森作】

毎日新聞 2010年11月25日 地方版
築地市場移転:豊洲移転へ業者サポート相談室 都が29日から /東京
 築地市場問題で都は24日、江東区豊洲への移転に向け、仲卸業者らのための「豊洲移転サポート相談室」を29日から市場内に設置すると発表した。移転を巡っては、賛成する業者からも引っ越し費用への懸念や、都の手厚い支援を求める声が上がっている。質問、要望を含めた幅広い相談の一元的な窓口にするという。
 仲卸、卸売、売買参加者、関連事業など築地で働く市場業者すべてが対象。都の支援策や移転費用の詳細は固まっていないが、他市場の例などを基に可能な範囲で回答する。個々の経営や後継者問題にも対応。必要があれば、専門家による無料経営相談への紹介も行う。
 相談受け付けは休市日を除く毎週月〜金曜日午前9時〜午後4時。担当職員2人が常駐する。電話(03・3547・6863/3547・6864)でも応じる。場所は築地市場青果部本館3階。【真野森作】


読売新聞2010年11月25日14時32分
築地移転反対派が過半数…最大市場団体の選挙
    東京・築地市場の江東区豊洲地区への移転計画を巡り、同市場の水産仲卸業者らによる「東京魚市場卸協同組合」(伊藤宏之理事長)の総代選挙(定数100人)で移転反対派が過半数を占めたことが25日、関係者の話でわかった。
 同組合は、同市場の主要6業界団体で最大の組織で、ほか5団体が移転推進の立場なのに対し、唯一、内部で賛否が割れており、都が進める今後の移転計画に影響を与える可能性がある。
 134人が立候補した総代選は、24日に加盟743業者による投開票が行われた。25日、得票同数の候補者から当選者を決めるくじ引きを行った結果、反対派が52人、容認派が48人、当選した。
 総代は、来年1月に予定される理事選(定数30人)の投票権があり、組合の方針を決定する理事長ら執行部の選出に影響力を持つ。


20日(土)のテレビ朝日の「報道発ドキュメンタリ宣言」で総力取材・「築地市場移転先の豊洲予定地の土壌対策は万全なのか」が放送された。
移転先の水中取材をして地下水が海に流出していることを確認。都はサンプル採取は認めなかった。

【2010.11.25 Thursday 23:09】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
強引に豊洲の新市場建設に向けて動き出した


 

豊洲汚染問題関連の最近の動きである。


日経新聞 2010/11/19 4:03
豊洲の新市場建設、基本設計の業者を公募へ
 東京都は18日、築地市場(東京・中央)に代わる新市場予定地である豊洲地区(同・江東)での建設工事について、基本設計を担当する業者の公募を始めると発表した。公募は業者から設計内容の提案を受け選定する「プロポーザル方式」で実施。12月6日に受け付けを開始し、都によるヒアリングを経たうえ、2011年3月上旬に業者を決定し契約する予定だ。
 新市場予定地の敷地面積は約40万平方メートルで、水産・青果の競りなどを開く建物の延べ床面積は約30万平方メートル。都は基本設計を受け、12年度に建築工事に着手し、14年度に新市場を開場するスケジュールを描いている。
 築地市場の移転を巡っては、都や都議会の自民、公明両党が豊洲移転を主張。民主党などが築地での現在地再整備を求め都議会での議論が平行線となっているが、石原慎太郎知事が10月に豊洲移転を改めて表明した。
 都は18日、新市場建設事業の環境影響評価(アセスメント)案をまとめた。土壌汚染を含め全項目で環境基準を満たしていたという。


毎日新聞 2010年11月19日 地方版
築地市場移転:設計業者の公募、環境評価開始へ /東京
 築地市場問題で都中央卸売市場は18日、江東区豊洲への移転に向けて、新市場設計業者の公募や、移転工事による環境への影響の評価手続き開始を発表した。都議会の民主など知事野党会派は移転の是非の議論を続けるよう求めているが、石原慎太郎知事が10月に移転推進を決断して以来、都は必要な手続きを進めている。
 環境への影響については、土壌汚染調査や対策を前提に「大気汚染や騒音、土壌汚染などすべての項目で環境基準を満たす」との評価書案を中央卸売市場から都環境局へ提出。29日〜12月28日に公開し、住民説明会も行う。
 設計業者の公募は企画提案方式で行い、来年3月に決定する。新市場は水産仲卸売場棟など3〜6階建ての4棟を中心に構成し、延べ面積は約30万平方メートルを予定。【真野森作】


毎日新聞 2010年10月22日 21時01分(最終更新 10月22日 23時11分)
築地市場:豊洲移転、予算執行へ 石原知事が用地買収決断
豊洲新市場予定地=東京都江東区で2010年10月22日、本社ヘリから西本勝撮影 築地市場(東京都中央区)移転問題で、都は22日、10月中に江東区豊洲の移転用地の買収手続きに入ることを発表した。石原慎太郎知事がこの日の定例記者会見で、「移転を進めることを決断した」と述べた。築地市場は14年度の移転完了へ向けて動き始めたが、都議会最大会派で知事野党の民主は「築地での改築は可能」と主張しており、来年春の都知事選で争点となる可能性がある。
 移転関連予算は2月議会で可決された際、「一定期間、議会で築地での改築の可能性を検討する」と付帯決議されたため、都は執行を凍結してきた。都議会の結論は出ていないが、年度内の予算執行には10月中に手続きを始める必要があった。
 知事は「議会の検討の中で、築地での改築は順調に進んでも十数年かかる致命的欠陥が明らかになった。首都圏3300万人への生鮮品の安定供給や品質管理のためには、老朽化した現施設では限界がある」「業者の過半は『一刻も早く豊洲に』と言っている」と決断の理由を説明した。
 豊洲の予定地から高濃度汚染物質が検出された点には、「深刻だが、克服できる。学者の英知を借りてきれいにする」と断言した。
 今年度の移転関連予算は計1281億円。用地買収費1260億円と土壌汚染対策工事の関連費用など計21億円で、都は10月中に環境アセスメントや土地の鑑定など、買収に必要な手続きを始める。
 都議会では、民主が「改築の可能性についてさらに検討が必要」と主張し、9月議会でも用地買収しないよう都に求めていた。都議会民主の大沢昇幹事長は、都の方針について「大変な憤りを感じる。豊洲移転を強引に進めるなら、今後の関連議案には厳しい対応をせざるを得ない」と話している。今後、来年度予算案の審議などで民主がどのような対応をするかが注目される。【真野森作、田村彰子】
 ◇仲卸に反対根強く 知事選結果で方針転換も
 築地市場移転問題に関する都の結論は、築地での改築検討に見切りを付けることだった。しかし、民主など知事野党が都議会の過半数を握っており、来年度以降の関連予算が議会で認められるかは不透明なうえ、来年4月には都知事選が予定されている。石原慎太郎知事は「仮に民主党が推す知事が当選しても、冷静に判断したら(築地改築には)立ちすくむと思う」と自信を見せるが、知事選の結果によっては大きな方針転換の可能性さえある。
 移転については、一部の仲卸業者には反対論が根強い。特に水産仲卸業界には、経営難から移転費用を捻出(ねんしゅつ)できなかったり、「自分の代で廃業するのでずっと築地にいたい」と話す業者もいる。市場に隣り合って発展した商店街「場外市場」や周辺の関連業者にとっても影響は大きい。
 また、移転予定地である豊洲の最大のネックは、都市ガス製造工場があった用地の土壌汚染対策だ。都は専門家の会議を二つ設置して対策を検討し、浄化方法を決めた。今年1〜7月には現地で浄化実験もし、「成功した」と発表している。
 だが、今年度に入っても実験データの公表遅れや盛り土の汚染が新たな問題に浮上。一部の学者は「安全が担保されていない」と批判している。「食の安全・安心」が叫ばれる中、都民の信頼を得ることも課題となる。
 来春の知事選について、石原知事は記者会見で、「ノーコメント」としたうえで、仮に知事が交代しても、同じ判断しかあり得ないとの考えを示した。
 しかし、民主は「豊洲にノー」を訴えて昨夏の都議選を戦い、民主の国会議員らも反対運動を後押ししてきた経緯もあり、簡単には引けない事情もある。今年3月の都議会で移転関連予算案に条件付きで賛成したが、最近は「築地で改築すべき」に傾きつつあり、都の幹部からは「これからが大変だ」と今後の都政運営を懸念する声も出ている。【真野森作、石川隆宣】

 

【2010.11.19 Friday 11:17】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
都知事の「築地市場豊洲移転の決断」のサイン入り文章について

まず、「移転問題の経緯」を見てみる。
1991年(平成3年)「第五次東京都卸売市場整備計画」において、さまざまな議論の中から「現在地で営業をしながら再整備を図る」ことが関係者の間で確認される。
1996年(平成8年)4月の東京都卸売市場審議会答申においても再確認。
同年 東京都の財政悪化により工事中断。移転案浮上。この時点で、すでに300億円近い費用を工事に利用。この移転案に対する態度 は、東京都は「移転をすれば費用が抑えられるため、移転に賛成」、中央区 は「すでに工事も着工しているため、断固として移転反対」、市場内には「立体化後の配置をめぐる不満が一部から出ており、移転に賛成する者もいた」という。
1998年(平成10年)6月  業界6団体に対し東京都が 「移転の可能性を判断するためには、市場業界全体の一致した意思と場外市場関係者並びに関係区の協力が前提となる」と回答。
1999年(平成11年)9月 都知事(石原が知事になった年)、築地市場を視察「古い、狭い、そして危ない」と発言。
  同年11月 第28回築地市場再整備推進協議会は移転整備の方向で検討をまとめる。
2001年(平成13年)1月 東京ガス、自社用地の土壌調査の結果を公表。豊洲は基準値をはるかに超える汚染状況。
 同年2月 東京都と東京ガス間で、用地問題等の本格的協議に入る覚書を締結。
 同年 東京都が移転決定。豊洲の地権者である東京ガスとの間で、市場移転を織り込んだ豊洲のまちづくりを協力して進めることを正式に合意。
2002年(平成14年)に土壌汚染対策法ができたがそれ以前の調査法によるもので、現在の土壌汚染対策法の適用外になった。
2008年(平成20年)豊洲移転予定地から環境基準の4万3000倍となるベンゼンなどの土壌汚染が見つかり、都民に不安が広がった。

これを見れば解るように、石原が知事になって半ば強引に移転が決定されたとというのが「事実」である。その後もこの方針の下でことが進められている。
その方針とは、市場に関しては、「物流の大型資本化・大型量販店の誘致と中小仲卸の整理」である。築地の跡地利用の地上げと再開発で2兆円の利権がうまれるといわれ、そのもくろみは広く行き渡っている。現地再開発をしたらこの利ざやは生まれてこない。
豊洲新市場予定地は東京ガスの工場跡で、広さは築地の約23ヘクタールに対し約40ヘクタール。移転は外国資本が入るチャンスとなる。

次に、安全確認されたとばかりの喧伝を都はしているが、豊洲は「壮大な生体実験」という。
しかも豊洲新市場への移転では、利益を得る人がリスクの当事者ではない。
汚染除去実験で、環境基準の4万3000倍のベンゼンが検出された区画で実験した際の土壌の汚染濃度は基準の2.7倍に過ぎなかった。ヒ素についても、実験対象の土壌の汚染濃度が元々基準値以下だったケースが報告されている。
実験前の汚染濃度が極端に低いことから、実験の有効性が疑われ、これについてはまったくのだんまりを決め込んでいる。
つまりは、汚染されていない土を使って「汚染物質を無害化できることが実証された」と「安全宣言」をだしていると理解するしかない状態なのだ。

そこで、石原の文章を読むと、その誤りは明らかとなる。「嘘をつくな!」というしかない。
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃より、首都圏三千三百万人の食を支えるため、ご尽力されていることに深く敬意を表し、感謝いたします。
 さて、この度、私は東京都知事として、築地市場の豊洲移転を進めていくことを決断いたしました。
 築地市場の際整備が持ち上がったのは二十五年以上も前、鈴木都政の時代のことであります。当初の築地・現在地再整備が残念ながら頓挫した後、業界自ら苦い経験を糧にして、築地の街に深い愛着を持ちつつも、豊洲での新市場建設に活路を見出されました。都としても、共に協議を重ねて、平成二十六年度の開場を目指してまいりました。
 本年の第一回都議会定例会では、移転のための予算が認められた一方、議会として現在地再整備について検討したいとの意向が示されたことから、結論を待っておりました。
 議会の検討からは、現在地再整備の困難さが、改めて明らかとなりました。仮に全てが順調に進んでも十数年の月日がかかることがわかりました。
 現在地再整備が選択肢たり得ないことは明白ですが、議会は結論を先送りし、今後の見通しも示しておりません。
 ならば、知事としての責任で大きく歯車を回すしかありません。
 なにより、築地市場を取り巻く情勢が、先送りを許しません。
 開場から七十五年が経過し老朽化は窮まっております。観光客の賑わいとは裏腹に、今後求められる品質・衛生管理の水準に応えられず、産地・顧客ニーズへの対応もままなりません。
 新市場整備が先に延びるほど、厳しい経営環境が、一段と悪化するのは必至です。
 先般、業界団体から「議会の現在地再整備案では実際には二十年かかり、とても待てない。豊洲に新市場を開設して欲しい。」旨の切実なご要望を頂きました。
 市場の未来を見据え長い時間をかけて議論をまとめてきた業界の労苦に応えるためにも、先も見えぬまま待つ不安と焦燥に区切りを付けるべく、決断をいたしました。
 今後、豊洲移転に全力を傾けてまいります。
 移転予定地の土壌汚染対策については、我が国最高権威の学者の方々の英知もお借りして、日本の優れた先端技術を活用した汚染除去手法を編み出し、現地での実験も済ませております。安全・安心の確保は十分可能であり、万全を期してまいります。
 移転を具体的に進めていくにあたり、皆様がそれぞれに抱える課題・不安・心配は様々であります。これらの丁寧に耳を傾けながら、皆様と共に知恵を絞ってまいります。
 首都の行政を預かる知事として、現実に立脚し、複合的に発想して、今回の決断をいたしました。
 皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
   平成二十二年 十月
     東京都知事 石原慎太郎
築地市場事業者の皆様



 

【2010.10.25 Monday 15:20】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |
豊洲移転強行


 
築地での改築は困難との宣伝ばかりで、豊洲の汚染問題については、改良計画に科学的根拠が示されないまま、何の解決の方向も見られないというのに、それは頬被りしたまま移転が急がれている。
移転に反対する中卸への締め付けが資金面で行われているとの情報もあったりして、石原の強硬姿勢に、何が何でも築地を再開発したいという魂胆ばかりが目立っている。


毎日新聞 2010年10月22日
築地市場:豊洲移転へ用地買収手続き 石原知事表明
 築地市場(東京都中央区)の移転問題で、石原慎太郎都知事は22日、江東区豊洲に移転するため、用地の買収手続きを始めることを記者会見で表明した。買収予算案は3月の都議会で「一定期間、議会で築地での改築の可能性を検討する」との付帯決議付きで可決され、凍結されてきた。
 都議会では知事与党の自民、公明が豊洲移転を推進する立場だが、最大会派ながら野党の民主は「築地で改築できないか検討を続けるべきだ」と主張してきた。
 年度内の予算執行には今月中に手続きを始める必要があった。今回の都の決断を受け、民主の対応が注目される。


毎日新聞 - ‎2010年10月21日‎
都:来年度予算、一般会計の要求総額6兆2660億円 /東京
 都財務局は21日、来年度の予算編成について各局の要求状況を明らかにした。一般会計の要求総額は6兆2660億円で、今年度予算とほぼ同じの20億円増だった。一般会計と特別会計、公営企業会計を合わせた要求額は11兆7861億円で、今年度予算と比べ5・1%減となった。築地市場の江東区豊洲への移転関連経費としては、土壌汚染対策工事費など約21億円を要求した。予算編成は来年4月に知事選を控えているため、例年よりも1カ月前倒しし、知事査定などを経て年内に原案がまとまる。【石川隆宣】


毎日新聞 2010年10月5日
築地市場:移転問題、議論先送りを正式決定 東京都議会
 築地市場(東京都中央区)の移転問題で、都議会の築地市場特別委員会は5日、「江東区豊洲への移転か築地での改築か」の議論を9月議会後も継続すると決めた。知事与党の自民と公明は「既に築地での改築は不可能と分かっている」と主張したが、過半数を占める最大会派の民主など野党側が押し切った。都側は「計画通りの14年度の豊洲移転には、10月中に用地購入手続きを始める必要がある」としている。民主は、移転の前提となる土地鑑定などの予算21億円の執行を容認する姿勢を示しつつ、仲卸など約2000業者の希望調査の実施を求めている。

 

【2010.10.23 Saturday 11:07】 author : 杉篁庵主人
| 豊洲汚染問題 | comments(0) | - | - | - |