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強引に豊洲の新市場建設に向けて動き出した


 

豊洲汚染問題関連の最近の動きである。


日経新聞 2010/11/19 4:03
豊洲の新市場建設、基本設計の業者を公募へ
 東京都は18日、築地市場(東京・中央)に代わる新市場予定地である豊洲地区(同・江東)での建設工事について、基本設計を担当する業者の公募を始めると発表した。公募は業者から設計内容の提案を受け選定する「プロポーザル方式」で実施。12月6日に受け付けを開始し、都によるヒアリングを経たうえ、2011年3月上旬に業者を決定し契約する予定だ。
 新市場予定地の敷地面積は約40万平方メートルで、水産・青果の競りなどを開く建物の延べ床面積は約30万平方メートル。都は基本設計を受け、12年度に建築工事に着手し、14年度に新市場を開場するスケジュールを描いている。
 築地市場の移転を巡っては、都や都議会の自民、公明両党が豊洲移転を主張。民主党などが築地での現在地再整備を求め都議会での議論が平行線となっているが、石原慎太郎知事が10月に豊洲移転を改めて表明した。
 都は18日、新市場建設事業の環境影響評価(アセスメント)案をまとめた。土壌汚染を含め全項目で環境基準を満たしていたという。


毎日新聞 2010年11月19日 地方版
築地市場移転:設計業者の公募、環境評価開始へ /東京
 築地市場問題で都中央卸売市場は18日、江東区豊洲への移転に向けて、新市場設計業者の公募や、移転工事による環境への影響の評価手続き開始を発表した。都議会の民主など知事野党会派は移転の是非の議論を続けるよう求めているが、石原慎太郎知事が10月に移転推進を決断して以来、都は必要な手続きを進めている。
 環境への影響については、土壌汚染調査や対策を前提に「大気汚染や騒音、土壌汚染などすべての項目で環境基準を満たす」との評価書案を中央卸売市場から都環境局へ提出。29日〜12月28日に公開し、住民説明会も行う。
 設計業者の公募は企画提案方式で行い、来年3月に決定する。新市場は水産仲卸売場棟など3〜6階建ての4棟を中心に構成し、延べ面積は約30万平方メートルを予定。【真野森作】


毎日新聞 2010年10月22日 21時01分(最終更新 10月22日 23時11分)
築地市場:豊洲移転、予算執行へ 石原知事が用地買収決断
豊洲新市場予定地=東京都江東区で2010年10月22日、本社ヘリから西本勝撮影 築地市場(東京都中央区)移転問題で、都は22日、10月中に江東区豊洲の移転用地の買収手続きに入ることを発表した。石原慎太郎知事がこの日の定例記者会見で、「移転を進めることを決断した」と述べた。築地市場は14年度の移転完了へ向けて動き始めたが、都議会最大会派で知事野党の民主は「築地での改築は可能」と主張しており、来年春の都知事選で争点となる可能性がある。
 移転関連予算は2月議会で可決された際、「一定期間、議会で築地での改築の可能性を検討する」と付帯決議されたため、都は執行を凍結してきた。都議会の結論は出ていないが、年度内の予算執行には10月中に手続きを始める必要があった。
 知事は「議会の検討の中で、築地での改築は順調に進んでも十数年かかる致命的欠陥が明らかになった。首都圏3300万人への生鮮品の安定供給や品質管理のためには、老朽化した現施設では限界がある」「業者の過半は『一刻も早く豊洲に』と言っている」と決断の理由を説明した。
 豊洲の予定地から高濃度汚染物質が検出された点には、「深刻だが、克服できる。学者の英知を借りてきれいにする」と断言した。
 今年度の移転関連予算は計1281億円。用地買収費1260億円と土壌汚染対策工事の関連費用など計21億円で、都は10月中に環境アセスメントや土地の鑑定など、買収に必要な手続きを始める。
 都議会では、民主が「改築の可能性についてさらに検討が必要」と主張し、9月議会でも用地買収しないよう都に求めていた。都議会民主の大沢昇幹事長は、都の方針について「大変な憤りを感じる。豊洲移転を強引に進めるなら、今後の関連議案には厳しい対応をせざるを得ない」と話している。今後、来年度予算案の審議などで民主がどのような対応をするかが注目される。【真野森作、田村彰子】
 ◇仲卸に反対根強く 知事選結果で方針転換も
 築地市場移転問題に関する都の結論は、築地での改築検討に見切りを付けることだった。しかし、民主など知事野党が都議会の過半数を握っており、来年度以降の関連予算が議会で認められるかは不透明なうえ、来年4月には都知事選が予定されている。石原慎太郎知事は「仮に民主党が推す知事が当選しても、冷静に判断したら(築地改築には)立ちすくむと思う」と自信を見せるが、知事選の結果によっては大きな方針転換の可能性さえある。
 移転については、一部の仲卸業者には反対論が根強い。特に水産仲卸業界には、経営難から移転費用を捻出(ねんしゅつ)できなかったり、「自分の代で廃業するのでずっと築地にいたい」と話す業者もいる。市場に隣り合って発展した商店街「場外市場」や周辺の関連業者にとっても影響は大きい。
 また、移転予定地である豊洲の最大のネックは、都市ガス製造工場があった用地の土壌汚染対策だ。都は専門家の会議を二つ設置して対策を検討し、浄化方法を決めた。今年1〜7月には現地で浄化実験もし、「成功した」と発表している。
 だが、今年度に入っても実験データの公表遅れや盛り土の汚染が新たな問題に浮上。一部の学者は「安全が担保されていない」と批判している。「食の安全・安心」が叫ばれる中、都民の信頼を得ることも課題となる。
 来春の知事選について、石原知事は記者会見で、「ノーコメント」としたうえで、仮に知事が交代しても、同じ判断しかあり得ないとの考えを示した。
 しかし、民主は「豊洲にノー」を訴えて昨夏の都議選を戦い、民主の国会議員らも反対運動を後押ししてきた経緯もあり、簡単には引けない事情もある。今年3月の都議会で移転関連予算案に条件付きで賛成したが、最近は「築地で改築すべき」に傾きつつあり、都の幹部からは「これからが大変だ」と今後の都政運営を懸念する声も出ている。【真野森作、石川隆宣】

 

【2010.11.19 Friday 11:17】 author : 杉篁庵主人
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