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汚染拡大



 10Bq、40Bq、100Bq、170Bq、370Bq、500Bq。
これは何の数字かというと、食品に対するセシウム137の基準値である。
WHO基準が10Bq、ウクライナが40Bq、米国が170Bqで、311までの日本が100Bq、311までの日本の輸入品の規制値が370Bqで、事故後日本の食品の暫定基準値は500Bq/Kgである。これは異常に高い数値であることを知っておくべきであろう。

空間放射線量(外部被曝)の基準も高く、内部被曝も高い基準なのだから、チェルノブイリより被曝の影響は当然ひどくなるのだろう。「直ちに」出ない影響がでるのは、この四ヶ月を過ぎてそろそろかという気がする。一年・五年はすぐ経ってしまうだろう。

国は飲食物にこの暫定規準値を設定し、これ以下のものはすべて「安全だ」と断言している。
消費者には少なくともすべての食品の数値を発表すべきであろう。そうすれば努力すれば自己管理はできる。

牛肉から2300Bqの放射性セシウムが検出されたが、その詳細がまだ報じられない。それなりに飼料・水は管理されていたという。それゆえに恐ろしい。飼料のわらが事故当時屋外にあったという報道であるが、外に置いてあったわらに降った放射線物質でそれほどの汚染になるのだろうか。井戸水の検査は福島県は行っていないとも。しかしそれだけではこんな汚染にはならないともいう。まだ原因が解らない状態である。
この高汚染でも「目に見えて健康に影響するレベルではない」という学者がいる。食わせていいというものではあるまい。
この牛肉の汚染は、牛だけの問題ではない。他の食品のみならず、「この牛は自分だ」と、人体自体が直接汚染されていることを示唆していると思う。

牛乳は全国的に汚染乳を混ぜて薄めて広めて暫定基準値以下にして出荷しているので、飲めるものがどんどん少なくなる。この秋からは、米も同様に汚染新米と古米を混ぜて基準値以下にしようとするつもりなのだろうか。

福島では避難に対して互いにけん制し合う様になって、諦めの空気が広まっているとも聞く。
また、食品汚染が拡大しているから、食べ物からの汚染は何所にいても同じになった。これを意識的に減ずる努力をひたすら個人に課しつづけるのだろうか。
「楽しく生きる」ために何ができるのだろう。

毎日新聞 7月10日(日)21時41分
<放射性物質>焼却灰から7万ベクレル超を検出 千葉・柏
 ◇可燃ゴミ、2カ月後受け入れ中止も
 千葉県柏市は10日、市内の清掃工場で発生した焼却灰から、1キログラム当たり7万ベクレルを超える放射性セシウムを検出したことを明らかにした。東京電力福島第1原発事故の影響とみられ、焼却灰の埋め立てを6月末から中止している。現状では、約2カ月で灰の保管スペースがなくなり、一般家庭などからの可燃ごみの受け入れが不可能になると予想される。
 国は6月、同8000ベクレル以上の焼却灰は埋め立てず、一時保管するよう指針を定めたが、一時保管後の処分方法は決めていない。同市は週明けにも国に対し(1)埋め立て可能な最終処分の新基準策定(2)一時保管場所の確保(3)処分費用の全額国庫負担−−を緊急要望する方針という。
 同市によると、公園や一般家庭の庭などで放射線量を下げる目的で、草刈りや樹木の枝・葉の剪定(せんてい)を実施し、可燃ごみとして清掃工場へ持ち込まれたため、数値が上がった可能性があるという。
 2カ所の清掃工場のうち、6月下旬から7月上旬まで3回の検査の最大値は南部クリーンセンターで同7万800ベクレル、北部クリーンセンターで同9780ベクレル。両センターの焼却灰の最終処分場で同4万8900ベクレルだった。
 同市は1日平均280トンの可燃ごみを2清掃工場で受け入れ、同21.3トンの焼却灰を最終処分場に埋め立てている。【早川健人】


読売新聞 2011年7月11日09時03分 
千葉県内の清掃工場焼却灰、基準超の放射性物質
 千葉県柏市内の2清掃工場と、同県印西市など3市町でつくる印西地区環境整備事業組合の印西クリーンセンターで出た焼却灰から、国が埋め立てせずに保管するよう指示している1キロ・グラム当たり8000ベクレルを超す放射性物質が検出されていたことが9日、分かった。
 柏市幹部によると、北部クリーンセンター(柏市船戸)と南部クリーンセンター(同市南増尾)はともに、6、7月の検査で1キロ・グラム当たり1万ベクレル以上の放射性セシウムを検出した。
 環境省は東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、東北、関東の15都県に、一般ごみ焼却施設から出る焼却灰について放射性物質を測定し、1キロ・グラム当たり8000ベクレルを超えた場合は埋め立てせずに一時保管するよう通知。
このため、両クリーンセンターでは現在、焼却灰の最終処分場への埋め立てを中断し、敷地内に保管している。
 このほか、印西市、白井市、栄町でつくる印西地区環境整備事業組合が4日、ゴミ処理施設「印西クリーンセンター」(印西市大塚)で出た焼却灰について放射性物質を測定したところ、1キロ・グラム当たり1万3970ベクレルの放射性セシウムを検出。同組合は、印西市岩戸の最終処分場への埋め立てを中止し、同処分場と同じ敷地内にある倉庫に密閉して保管しているという。
(2011年7月11日09時03分  読売新聞)

全体に拡大汚染されていくから、処分できない焼却灰は溜まる一方であろう。集中して処理するという方策を国として定めるしかなかろうに、方向としてはひたすら薄めて拡散させることばかり考えている。方策の方向が間違っている。また、焼却時に煙として再拡散しているということはないのだろうか。
このニュースについては読売は柏の数値さえを出していない。
なお、マスメディア関連の動きとして、東京新聞からは大手の広告が消え、反原発の方向にある東京新聞への経済界の「経済制裁」「経済封鎖」が始まった可能性があるという。

【2011.07.12 Tuesday 06:41】 author : 杉篁庵主人
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