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いよいよ息苦しくなる世


日本は暗黒時代に入っている。
やがては、憲法改正、核武装、徴兵制へとその道は進んでいく。
やはりこの時、沈黙は「悪」であろう。

二年前の2013年12月30日のブログ「良い年なんて来るのか?」から一部を転載してみる。

 原発事故前に事故の恐ろしさを書いていたものは無意味な妄想と笑われていた。
また今、日本は滅亡の道を歩みだしている、と書いてもやはり妄想と笑われる。
 
秘密保護法が通り、外交も公安も原発も情報は遮断秘匿され、また武器輸出三原則は蔑ろにされ公然と他国に供与する状況がつくられた。安倍の靖国参拝に軍事国家の影が明らかにされ、集団的自衛権の解釈改憲を経て、改憲へ動き出し、このままでは秘密保護法のもと核開発核武装さえも「秘密裏」に行われ、戦争準備が進められるのだろう。

 確かに、未来は定まってはいない。
また、私が、その滅亡という未来を見ることは時間的にはないのかもしれない。
この「馬鹿な杞憂」が、しかし杞憂に終わらないという予測の方が確率としてはどんどん高くなっている状況は誰の目にも明らかだろう。
猪瀬が嵌められ引き下ろされた闇はどういったものかしれないが、都知事選て今の状況に抗する候補を立てえない状況をみているとこの都知事選も茶番になるしかないのかと思う。
このブログでは、参院選後は、考えると自分の心身に障るからもうこうした政治状況については書かないようになっていた。これは別に諦念というのではないが、気力がわかない。
 
はや毒は私だけでなく、この国の全身に浸透し、来年は今年以上に状況は危機的になるだろう。また、未だ古い記事を検索される方もいるのだが、多分ここに新たにこの危機を書く事はほとんどなくなるだろう。
ここではただ、確かにこの状況を作っているのはわれわれ国民ではある、とマンデラの言を引用し、明記しておこう。



この時以来この2年、政治的記事をほとんど書いていなかったが、やはりそうも言っていられない状況だと思う。
「日本」を壊滅させる効果しかないTPPは、その情報が伏せられたままに進行している。
一昨日の、わけのわからない「不可逆的な解決」で合意したという日韓合意も、アメリカから要請される日韓軍の下地作りだろう。
この合意は、なぜか正式な共同文書として残されなかった。また、日韓合意の主要点「日本政府は、日本軍「慰安婦」問題について、「当時の軍の関与」を認め、「責任を痛感している」と表明した。また、安倍が、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした」ことの詳細は報じられない。
(「不可逆的」とは日本側としては「賠償をこれ以上求めるな」ということか、韓国側からは「軍の関与を認めたのだからそれは直接的ではなかったなんてもう言うな」ということか。また、文書にしなかったのはお互い首相が変わったらいづれ反故にしたいという意思表示なのか)

現在の日本は、非正規雇用が四割になり、教育への公的支出は先進主要国で最低、世界でも123位と異常な下位にありながら、軍事費は世界で8位とトップテン入りするというほんとうに異常な国なのだ。(「非正規雇用社員」が占める割合は、1990年には20%だったのが、倍増している。こんな国はほかにない)
これから、「政治的有害図書」「有害言論人」「非国民・売国奴」といった「認定」が際限なく語られるだろう。
さらに、安倍政権への批判を許さない不気味な偏狭さが世の中に浸透し許されていく。
安保法制に反対するシンポの会場使用を大学が拒否し、市民の護憲集会への名義後援撤回や「平和」運動の会場使用拒否の自治体が続出し、歴史資料館や平和博物館からは戦時中の日本の加害行為を示す常設展示が次々消えていくケースが当たり前のようになつている。
予測を上回って世の中が急速に暗くなる。「釣瓶落しに暮れていく」。

 つるべ落とし女一人に暮れ急ぐ 木村玉子(川柳歳時記)
 ふりかへる命も釣瓶落しかな 小林康治
 釣瓶落しの日が首つりの縄の中 有馬朗人



 
 
【2015.12.30 Wednesday 09:41】 author : 杉篁庵主人
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