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主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
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春耕

耕耘機音高くして田に入れり 杉竹
春耕の土塊(つちくれ)濡れて艶めける 杉竹
濡れそぼちかへすがへすも耕せるの田の面(も)の春のたのもしきかな 横雲
耕した土くれ濡らし春の雨あしたの夢をはぐくむ朝だ やゑ

 

「耕し」は春の訪れとともに始まる農家の代表的な活動で、単独で春の季語。「耕人・耕馬・耕牛・耕耘機」も同様に春の季語。秋の収穫後の耕しは「秋耕」、冬のは「冬耕」と頭に季節を付けることになっている。
わざわざ春の字をつける必要はないのに「春耕」と言うのは「春の桜」「秋の月」のように重複感があるが、これは「しゅんこう」という音感を尊んでのもの。「耕し」は、元来「田返し」であった。

 

 春耕や土の匂ひを切り返し 松田信子
 地のかぎり耕人耕馬放たれし 相馬遷子
 気負ふでもなくて春耕はかどれり 影島智子

【2018.03.07 Wednesday 06:33】 author : 杉篁庵主人
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