「さんこうあんにちじょう」は、HP「杉篁庵」(sankouan)の1頁です。
主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
生の果て


・主義(八慧)
主義もなく流されてきたわが生は終の敵に糾弾される
・友(八慧)
晒される友禅模様を打つ時雨旅が冷たく果てて夕暮
・たそがれ(八慧)
魂を揺るがす風になぶられて芒の原に迫るたそがれ

 

【2018.09.11 Tuesday 06:35】 author : 杉篁庵主人
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秋刀魚


店先に秋刀魚をよれる女居て 杉竹
秋刀魚焼く匂ひに猪口のすすみける 杉竹
向かひ合ひ皿をはみだす秋刀魚食う 杉竹

 

【2018.09.10 Monday 06:19】 author : 杉篁庵主人
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秋の夜


・都(八慧)
ニードルが貫く水がきらめいて都合の悪い秋を見破る
・メガホン(八慧)
対岸の火事を知らせるメガホンも役立たないまま透き通る秋
・焦(八慧)
焦がれ死に出来ないでいて秋の夜のずれたままなるフォーカスポイント

 

【2018.09.09 Sunday 05:50】 author : 杉篁庵主人
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団栗


音寂し青き団栗踏みゆけば 杉竹
掌に団栗盛りて幼年期 杉竹
団栗を拾ひて捨つる老の道 杉竹
 

【2018.09.08 Saturday 06:31】 author : 杉篁庵主人
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一人旅


・鞄(八慧)
一人旅鞄の奥に秘めている惑いの熱は解き放てずに
・眠(八慧)
山深い村は眠りぬおぼろ夜に蠢くものを不問に付して
・線路(八慧)
山峡を縫って線路はしなやかにあなたの町をかすめて過ぎる

 

【2018.09.07 Friday 07:20】 author : 杉篁庵主人
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野分過ぎ


台風過列島惨憺震怒激 杉竹
街中に木々の枝散る野分跡 杉竹
野分後傷みて朽つや実も我も 杉竹

【2018.09.06 Thursday 06:28】 author : 杉篁庵主人
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異層を探る


・サラダ(八慧)
色鳥の啼いてはばたく朝の身にサラダのような高原の風
・時(八慧)
穢れつつ共に滅びる時来たる相対死になれない身にも
・発見(八慧)
埋もれた断章胸に発見し過ぎさる時の異層を探る

【2018.09.05 Wednesday 07:18】 author : 杉篁庵主人
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コスモス

 

コスモスの群れを過ぎ来し風に濡る 杉竹
真白なるコスモスひとつ手に取りぬ 杉竹
コスモスに行方を問へど揺るるのみ 杉竹

【2018.09.04 Tuesday 07:03】 author : 杉篁庵主人
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つぼみ

 

・色(八慧)

秋薔薇のつぼんだ色が濃くなって冷たい雨が明日を濡らす

・つぼみ(八慧)

陽に染まり淡く色づく秋つぼみ咲く花数をそぞろに拾う

・淡(八慧)

濃く淡く交わり重ね変容の色香に今朝もせつなくなって

【2018.09.03 Monday 06:02】 author : 杉篁庵主人
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秋雷

 

秋雷の近づく天のおどろなり 杉竹

ふり向くやひと遠きまま秋の雷 杉竹

電(いなづま)の闇を披きて乱れ髪 杉竹

【2018.09.02 Sunday 06:27】 author : 杉篁庵主人
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