「さんこうあんにちじょう」は、HP「杉篁庵」(sankouan)の1頁です。
主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
万緑

万緑やオープンカーの並ぶカフェ 杉竹
万緑の奥に潜める老いの声 杉竹
渓に下りマイナスイオン浴びる夏濁れる心洗ふが如く 【マイナス】横雲
断りの返事のメール消せなくて行く先見えず迷ひ入る道 【断】横雲
冬の日の静電気に似て指先に走る衝撃震える想ひ 【電気】横雲
 

【2020.06.25 Thursday 07:22】 author : 杉篁庵主人
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夏暖簾

吹き上がり音立てている夏暖簾 杉竹
夏暖簾ひらひら古き文字読めず 杉竹
マスクよりはみ出す鼻に粒の汗分け入る麻の暖簾さやげり 【鼻】横雲
みどり敷く彼方へつづく路ありて山の遥かに思ひかよへり 【彼方】横雲
朝日さす卓に置かれたもぎたてのトマトの赤に濡れる指先 【卓】横雲
  

【2020.06.24 Wednesday 07:17】 author : 杉篁庵主人
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捩花

曇雨天捩花一本庭真中 杉竹
捩花の一本咲きて雨上がる 杉竹
長良川言えない言葉口遊み涙流してせせらぐ心 【長】横雲
夏空を見上げて冬の大三角語るあなたの瞳輝く 【冬】横雲
人恋ふや梅雨の晴れ間の夕焼けになほ懐かしき遠き日のこと 【夕焼け】横雲
 

【2020.06.23 Tuesday 06:59】 author : 杉篁庵主人
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甘酒

炎蒸熱氣憩憇
勸客凉風甘酒杯
里女通垣拭沱汗
陶然下午聽天雷 横雲
甘酒の啜る音して木陰かな 杉竹
甘酒や添へし手の皴歪む指 杉竹
三つ編の少女の老いてみる夢は妖しき月とかくれんぼする 【編】横雲
プロテストの波街を埋め出口の無くて地下壕に逃ぐる人あり 【テスト】横雲
 

【2020.06.22 Monday 07:19】 author : 杉篁庵主人
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夏至

眠られぬ夜のしらみて夏至となる 杉竹
掻き上げし額に夏至の風過ぎる 杉竹
さりげなく君と会ふクリスマスまであと半年とときめいてみる 【クリスマス】横雲
幾枚も付箋重ねて読む本の如き心の御しがたきかな 【符】横雲
スカートを翻らせてヒロインの気分で歩く高原の夏 【気分】横雲
  

【2020.06.21 Sunday 07:08】 author : 杉篁庵主人
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青羊歯

蔓延りし青羊歯刈りて独りごつ 杉竹
青羊歯を分けて入りたり庭荒るる 杉竹
夏草や腐敗政治の根源を絶つかに鎌を振りおろしたり 【源】横雲
見上げたる空を覆へる憂鬱の厚きを忌むやもゆるものある 【憂鬱】横雲
夜の更けて鳴ける河鹿の哀しみに今も混じれる遥けき想ひ 【河】横雲
 

【2020.06.20 Saturday 05:47】 author : 杉篁庵主人
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梅雨

清風茂草和梅雨
靜謐繁昌濡緑樹
盡日無人臥孤庵
群椋亂囀祈平癒 横雲
静かなり大樹滴る梅雨最中 杉竹
独り寝や軒端に梅雨の音寂し 杉竹
やむとみせてまた降る雨を持て余し午後の長きに紫陽花を剪る 【午後】横雲
早蕨の萌えいづる野に降る雨の音をしみじみ二人聞きゐし 【早】横雲
 

【2020.06.19 Friday 07:24】 author : 杉篁庵主人
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心太


すくおもひ押し出されたり心太 杉竹
幾山河越えて遊ばむ心太 杉竹
梅雨晴の空にあまねき星屑に迷へる心紛らはしける 【屑】横雲
アルコールと見間違えたるアンコールノロ対策に手を洗ふ日々 【アンコール】横雲
恥らひの色を見せつつ心太啜れる紅に新樹の光 【恥】横雲

【2020.06.18 Thursday 06:04】 author : 杉篁庵主人
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栗の花


栗の花こぼるる園のほの白し 杉竹
遠山は雨にけぶりて栗の花 杉竹
手を肩に置きしまま行く栗林花の匂ひに包まれてゐる 【肩】横雲
しまひぎわおまけの話おもしろく語るに落ちて講話終りぬ 【おまけ】横雲
花栗の匂ひ漂ふ山住ひ夜の明けゆきてほのかに白し 【住】横雲

【2020.06.17 Wednesday 06:12】 author : 杉篁庵主人
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炎蒸夏苑這惻
起首儃佪拒蔽遮
厭酒呼君絕未來
凉風栽裏剪瓊葩横雲
惻悗瞭擦鮑匹て動かざり 杉竹
首もたぐる蛇に願ひを託したり 杉竹
進退の瀬戸際に立ち竦む夏後ろ姿のなほ遠ざかる 【瀬戸】横雲
蒸し暑きマスク外せず沈黙の列に混じりて街を歩めり 【マスク】横雲

【2020.06.16 Tuesday 05:24】 author : 杉篁庵主人
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