「さんこうあんにちじょう」は、HP「杉篁庵」(sankouan)の1頁です。
主にその日の庭の花の写真を掲載しています。
 
囀り

 

囀りに夜明けをしれり里の宿 杉竹
雨止みし朝騒がしき百千鳥 杉竹
囀りの去れる大樹を仰ぎゐる 杉竹

 

【2019.03.12 Tuesday 06:34】 author : 杉篁庵主人
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「開かない戸」

 

2019-034:唄(八慧)
開かざりし真木の戸ぐちに立ちつくし別れ唄めく風の音を聴く
2019-035:床(八慧)
いかでかは臥床つめたく夜の過ぎぬつらき心のありなしの見ゆ
2019-036:買い物(八慧)
春色のマーガレットの鉢を買い物の音聴いてひとりを過ごす

 

【2019.03.11 Monday 07:44】 author : 杉篁庵主人
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亀鳴く

 

かくれんぼ鐘の音消えて亀鳴けり 杉竹
御堀端亀鳴く昼や絵図開く 杉竹
亀鳴くや年経る頭もたげをり 杉竹

 

【2019.03.10 Sunday 07:38】 author : 杉篁庵主人
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「おぼつかなくも」

 

2019-031:しっかり(八慧)
をりすぎてしつかり立ての励ましに今宵あやめのねをぞかけなむ
2019-032:襟(八慧)
春宵の襟あしの艶高き香にいと恋しきとけふはまけまし
2019-033:絞(八慧)
ストールはふんわり藍の絞り染め風棲まはせて春野に踊る

 

【2019.03.09 Saturday 06:42】 author : 杉篁庵主人
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落椿

 

一輪はわが手に朽ちぬ落椿 杉竹
落椿辿りて崖の上の空 杉竹
やはらかに雨に濡れたり落椿 杉竹

 

【2019.03.08 Friday 06:03】 author : 杉篁庵主人
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「追憶」

 

2019-028:校(八慧)
夕暮るる校舎の陰に佇みて物思へどもよる人もなく
2019-029:歳(八慧)
歳老いし美婦の春愁息かけて拭く姿見に遠き日の影
2019-030:鉢(八慧)
待たましもむかしの縁(えにし)懐かしみ手に取る古き藍絵の小鉢

 

【2019.03.07 Thursday 07:27】 author : 杉篁庵主人
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啓蟄

 

啓蟄やどこにも顔を出す男 杉竹
地虫出づそろそろ我も外に出む 杉竹
土の香や啓蟄の朝事もなし 杉竹

 

【2019.03.06 Wednesday 08:34】 author : 杉篁庵主人
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「しのび音」


2019-025:系(八慧)
しのび音に懸想の系譜たどる春世にかくれつつけふもすぎけり
2019-026:飢(八慧)
春や過ぐ木高き声は聞けぬまま飢うる心の苦しきものを
2019-027:関係(八慧)
いさやまだ知らざりしかなこの果てにかかる難関係り合ふは
 

【2019.03.05 Tuesday 07:32】 author : 杉篁庵主人
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犬ふぐり

 

風あそぶ土手いつぱいの犬ふぐり 杉竹
日差しに踊る跡もなく犬ふぐり 杉竹
跼めどもみんな萎れて犬ふぐり 杉竹

 

【2019.03.04 Monday 05:46】 author : 杉篁庵主人
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「すれ違い」

 

2019-022:酷(八慧)
冷酷な言葉残して立ち去った影に向かって投げ打つ小石
2019-023:あんぱん(八慧)
喧嘩して別れた後は不貞腐れあんぱん頬張り泡盛がぶ飲み
2019-024:猪(八慧)
立ったまま利き猪口握り涙ぐむ男の肩に花びらがある

 

【2019.03.03 Sunday 07:01】 author : 杉篁庵主人
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